肖像/著作権とは

著作権、肖像権について

著作権について

著作権の特徴
著作者の権利
法令
著作権の対象外
私的使用の複製
引用
著作権と所有権
著作隣接権

肖像権について

肖像権の特徴
人格権
財産権
法律との関連

 罰則
 まとめ

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著作権の特徴

著作権は、著作者に対して与えられる財産です。
著作権を有した著作者に対して、著作権の対象である著作物を利用する権利を認めるのです。
例えば、音楽の作者は、その音楽を販売、配信する権利があります。しかし、他人が著作者の許諾なしに無断でコピー、販売、配信した場合には、著作権侵害にあたります

著作者の権利

以下の全ての権利は、著作物を作成した時点で自動的に著作者に発生します。また、著作物は譲渡可能です。

複製権
複製する
上演権及び演奏権
公衆の場で上演および演奏したりする
上映権
公衆の場で上映する
公衆送信権等
公衆送信および自動公衆送信可能とする
口述権
言語著作物を公共の場に口述する
展示権
美術著作物や写真著作物を展示する
頒布権
映画著作物を複製して頒布する
譲渡権
譲渡により公衆の場に伝達する
貸与権
複製物の貸与により公衆に提供する
翻訳権
翻訳する
法令
63条1項
著作権者は、他人に対し、その著作物の利用を許諾することが出来る
63条2項
許諾を得た者は、許諾に係る利用方法、及び条件の範囲内において、許諾に係る著作物を利用することが出来る
63条3項
許諾に係る著作物を利用する権利は、著作権者の承諾を得ない限り、譲渡することが出来ない
63条4項
著作物の放送又は有線放送についての許諾は、契約に別段の定めがない限り、当該著作物の録音又は録画の許諾を含まないものとする
63条5項
著作物の送信可能化についての許諾を得た者が、その許諾に係る利用方法及び条件の範囲内において反復して、または他の自動公衆送信装置を用いて行う当該著作物の送信可能化については、23条1項の規定は、適用しない。(23条1項とは、「著作者は、その著作物について、公衆送信を行う権利を専有する」)
65条2項
共有著作権(共同著作物の著作権その他共有に係る著作権)は、その共有者全員の合意によらなければ、行使することが出来ない
65条3項
各共有者は、正当な理由がない限り、合意の成立を妨げることが出来ない
65条4項
信義に反して合意の成立を妨げることができない。また、代表権に加えられた制限は、善意の第三者に対抗することが出来ない
著作権の対象外
10条2項
事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道は、前項第1号に掲げる著作物に該当しない
私的使用の複製
第30条
個人的に、或いはこれに準ずる限られた範囲内において使用する場合は、権利者の承諾を得なくても複製を行うことが出来る。ただし、複製を行う装置・媒体がデジタル方式の場合は「補償金」を権利者に払わなければならない。また、技術的保護手段(「コピーガード」)を回避しての複製を意図的に行うことは私的使用であっても権利者の承諾があった場合に初めて認められる
引用
第32条
公表された著作物は自由に引用して利用することが出来る。(例えば、勝手リンクがこれに値する。)ただしそれは公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道・批評・研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならないとされる
著作権と所有権

著作物の所有権を取得したことにより、著作権に類する権限も取得できると誤解する場合がある。
しかし、所有権を取得したからといって著作権にかかる諸権利まで取得出来ない。

著作隣接権

著作権が対象としている著作物に密接に関連している権利である。
作曲家によって制作された楽曲は著作物であり、著作者である作曲家は著作権を有しているが、この楽曲を演奏する演奏者やそれを録音するレコード製作者、コンサートを放送する放送事業者は、著作物の著作者ではないが、著作物に密接に関わる活動をしている。
このような著作物の利用者に発生する権利が、著作隣接権である。



肖像権の特徴

人の姿、体、顔、形及びその画像などが持つ人権のことです。
大きくわけて、人格権と財産権に分かれます。
ただし、日本には肖像権に関して定められた法律は存在していません。しかし、裁判の中では実質的に肖像権が認められる場合があります。

人格権

被写体自身、または所有者の許可なく撮影、描写、公開されない権利。
すべての人に認められる。無断で自分の姿を公開されたりする恐れなどから保護するというもの。
ただし、被写体が不特定多数の人に見られることを前提としている場合、及び撮影内容から個人が特定できない場合などは一般的に人格権が認められない。

財産権

著名性がある肖像がもつ財産的価値を保護する権利。
タレントなどの著名人に認められることになる。著名人の場合はその性質上、プライバシーが制限される反面、一般人には認められない経済的価値がある。
例えば、著名人を起用した広告やポスターなどを使って宣伝を行うと集客力や顧客吸引力があり、結果的に経済的価値を生む。アイドルなどの写真を無断で販売したり、インターネットで配布して問題になる。

法律との関連

刑法などにより刑事上の責任が問われることはないが、民事上は人格権、財産権の侵害が民法の一般原則に基づいて判断される。

罰則

著作権侵害者に対しては、刑事罰が科せられる。
著作権、著作者人格権、著作隣接権を侵害した者は、5年以下の懲役または500万円以下の罰金。もしくは、これらの併科に処せられる。
さらに、違法な行為により損害を受けた者から、多額の損害賠償(※)を請求される場合が多い。

※損害賠償とは、違法な行為により損害を受けた者(将来受けるはずだった利益を失った場合を含む)に対して、その原因を作った者が損害の埋め合わせをすること。なお、精神的な損害に対する賠償については、慰謝料と称される。

まとめ

公衆の場(WEB上)で不特定多数の人に情報や画像等を公開する上で、上記の著作権、肖像権から逃れることは出来ません。
警察や、裁判所のお世話にならぬ様、下記の事項に細心の注意をはらいホームページを制作しましょう。

  1. 自作以外の音楽は無断で配信(公開)しない
  2. 自作以外の画像は無断で配信(公開)しない
  3. 他人が制作した著作物を複製、販売、貸し出し、譲渡しない
  4. 他人が制作したWEBページを許可なしに複製し公開しない
  5. 法律や事件、ニュースといった事実の伝達にすぎない雑報及び時事は著作権の対象外
  6. 著作物を所有したからといって、著作権も所有したわけではない
  7. 他人の身体、顔などプライバシーに関わる画像を無断で公開しない
  8. 著名人(タレント、アイドル等)の画像を広告などに使用しない
  9. 著名人の画像公開後、本人もしくは当該事務所等から削除依頼があった場合は、速やかに応じる。また、その旨記述しておく
  10. タレント事務所は契約の際、独自の制約を設けているため、アイドル画像等を公開する場合は特に注意が必要になる。特に「お宝画像」等、公開してほしくない画像が含まれている場合は「プライバシー権侵害」や「個人情報保護法」が適用になる場合もある

おまけ
よく他のホームページをリンクする際、「リンクは必ずTOPに」や「リンクしたら報告ください」等といったルールを設けているサイトがあります。
しかし、これはサイト運営者が決めたルールに過ぎず、勝手にリンクしたからといって著作権侵害になることはありません。法律上でも、勝手リンクは引用の範囲とされ、著作権侵害にはあたりません。引用であれば、なんら問題はありません。
ただし、素材やツール等を貸与する場合に定められた規約であれば、著作権侵害に問われる可能性があります。
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